愛は受動的なもの⁉ トマス・アクィナスの哲学
中世の哲学者トマス・アクイナスが考える “愛の生まれ方” について紹介させていただきます。
ここでいう「愛」とは、恋愛や人類愛、動物愛といった意味以外にも、何かを好ましく感じる、というのも含めて言いますので、意味としてはかなり広いですね。
例えば、お菓子が好き、このペンが書きやすくて好き、といった “好感“ も「愛」に含まれます。
それではこの愛は、どのようにして生まれてくるとトマスは言っているのでしょうか。
何か魅力的なものがあるとしましょう。
それは人物でも食べ物でも何でもいいのですが、その魅力的なものが私たちの心に働きかけてきます。
それで私たちの心がその魅力的なものを気に入ります。
この魅力的なものの働きかけによって、私たちは心を揺り動かされるわけですが、その心の変化をトマスは「愛」だと言っています。
ですから、愛は受動的なものだということですね。
愛は自然と心の中から生まれてくるものではなくて、何かしら外界の魅力的なものに刺激を受けて生まれてくるものだと言います。
愛もその一つである「感情」のことは、ラテン語でpassio(パッシオ)というそうですが、これは「受動」とも訳すことのできる意味の広い言葉だそうです。
英語のpassion(情熱)とpassive(受動的)という二つの言葉の語源は同じラテン語ということですから、感情は受動的な方法で生まれてくるということが、既にラテン語に織り込んであったとしたら、すごいことですね♫
愛が受動的に生まれてくるものと考えると、私たちが何に魅力を感じるか、あるいは何か外界にあるものからの働きかけを、どのように感じるか、ということが大切になってくると思います。
“ジャッジ” というフィルターを通して外界を観ると、魅力的なものが私に働きかけているのに、魅力的には感じられないということもあり得そうです。
感受する私のアンテナの感度やフィルターの透明度が、魅力的なものを感じ取るためには大切なようですね☆彡
参考書籍:『 世界は善に満ちている トマス・アクィナス哲学講義 』山本芳久著 新潮選書
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