天秤座

 

 

3000年前には秋分点が天秤座にあったので、この天秤は昼夜の長さを等しく計る天秤だったとも言われています。

ギリシア神話では、正義と天文の女神アストライアーが持っている「正義を計る天秤」だとされています。



《占星術的な意味》

天秤座は ”バランス” ”公平” ”正義” ”調和” のエネルギーを降り注いでくれます。

天秤座のエネルギーをポジティブに使うならば、”他人のニーズを知り、自分の意見や経験を分かち合う”あなたが現わされるでしょう。

またネガティブに使うならば、自分の意見を抑えて人に合わせたり、反対に自分の意思を強引に通したりするあなたの姿が現れるかもしれません。

善悪の判断で、例えば人をばっさりと切るといったことに天秤を使うのは、うらみを残す可能性があります。

善も悪も、損も得もあるという、この二元性が地上の世界の特徴ですが、天秤を人や自分の価値判断の道具として用いるよりも、自分の感情と思考や、男性性と女性性、物質世界と精神世界、仮面をつけた自分と真実の自分、などについて見つめる道具として用いていくことで、それは個人レベルのみならず宇宙のバランスを取ることにもなるでしょう!



正義は価値の交換を意味します。

自分の存在価値、才能を安売りする必要はありません。

そして同時に、人の存在価値や才能を過小評価する必要もないわけですね。

それはまた人間だけに限ったことではありません。

例えば私たちは商品を値切ったり安く買えることに喜びを感じやすいですが、その商品の価値を認めて正当と思える料金(値札より高い場合)を払うということはなかなかしませんね。

しかしそれをしてもいいわけです。

ひとり一人の、”価値の値ぶみ・価値交換の感覚”について、天秤座のエネルギーは見つめるチャンスを与えてくれます。



また与えることと受け取ることのバランスがとれていることが大切ですね。

宇宙は無限の豊かさを私たちに与えています。

自分が豊かになることは素晴らしいことですが、自分だけで終わらずに、人へも豊かさを分けていけばみんなで共存共栄していくことができます。

ものやお金などの物質的な豊かさ、チャンス、さまざまな才能、労力、愛情を贈るetc…を全体のために自分の持てるものを活用していくことは、大いなる光の仕事となるでしょう。



ところで、12星座において天秤座の180度反対は牡羊座となります。

向かい合う星座はお互いに呼応し合っていますが、自分という唯一である個の存在を認めること(牡羊座)と、他者もまた唯一である個の存在であるということを認めて接していくこと(天秤座)の両方が大切になってきますね☆

天秤座は、調和を求めるエネルギーをもっています。

特に天秤座のエネルギーの強い方は、周りの関係性を取り持とうという意識が自動的に働く傾向にあるかもしれません。

調和を取るということは、もちろんとても大事なことですが、他人のことばかりに気を遣っていては疲れてしまいますので、自分と他者と天秤にかけてバランスがとれるように共に発展できるよう行動していくことが、自分のことも助け、さらに日々起きる問題を解決するためのヒントになるでしょう☆


天秤座のエネルギーが益々輝きますように☆

 

2021年05月23日