2ハウス

 

2ハウスは、1ハウスから反時計回りに観て次のハウスになりますが、自我そして自己価値という意味があります。


自我には2種類あります。


一つ目は、人間として生き残るために必要な事をするというエゴです。

二つ目は、何かをコントロールしたいという欲望、権力という意味のエゴです。


2ハウスのバランスが取れていると、前者の方の生き残るための必要なエゴということになりますが、バランスがとれていなければ、欲望・権力という方向に進んだり、あるいは自信や自尊心が失われるという方向に進んだりする可能性があります。。

ネガティブな面が多すぎると要注意ですね。

2ハウスに火星や土星などの強い星があれば、自分の中に葛藤を生じやすいかもしれません。



《バランス》

また、『2』という数字から、“両極のバランスを取る“という意味も出てきます。

それは自分の価値と他者の価値という二極であったり、我欲と慈愛、自己抑制ができるか否かといったことですね。

他に、対立するものを両立させることにも関わってきます。

私たちは欲望を抑えたり、人のためになることをしたり、または自分自身をゆるして解放したりといったことを通じて、2ハウスのバランスを取っていきます。

この2ハウスのバランスを取っていくことは私たちにとって、とても重要な事だと思います。

自己価値が低下していれば、他者に依存しやすくなるでしょう。

あるいはその反対に、他者のサポートを受け取ることに抵抗があるかもしれません。

そして自信が持てずに自分の神聖性を発揮することが難しくなるかもしれません。

人のために社会のためにと尽くすことは素晴らしいことですが、自己犠牲が過ぎれば疲れてしまいますから、ここでもバランスが大切です。

 

 

《コントロール》

権力志向や欲望が強ければ、他者を支配しようと思うでしょう。

しかしそれもまた、他者の価値を認めることができないということを意味しますから、バランスが取れません。

他者を支配することで自己価値を確かめているのであるとしたら、それは本当の自己価値とは言えないでしょう。

なぜなら、自己価値とは自ずと感じられるものであり、それは例えば自分の好きな事に取り組んだり、能力を発揮することができたり、自分の事だけではなく他者に対しても何か貢献するといったことを通して生じてくるものだからです。


慈愛の心でいることは、自分は愛の存在であるということを思い出させてくれるでしょう。

自己価値は自分の中の神聖性や個性に気づき、発揮することで内側からにじみ出てくるものです。

そして人を支配したり、人と比較しなくても、自分は既に素晴らしい存在なのだということを理解することができれば、自ずと湧き上がってくるものです。



みなさんの2ハウスはどの星座に位置しているでしょうか?

もしみずがめ座が2ハウスにあってバランスがとれていない場合は、ハートから生きるようになることがその方の自己価値を高めるために必要でしょう。

もしかしたら頭で考えすぎたり、引っ込み思案になって行動を起こさなかったりということでバランスが崩れているのかもしれません。

または自身でも気づかないうちに、他者や周りの環境に無理して合わせているのかもしれません。

この場合、1人の時間と空間を作ることを意識的に行っていくことが、バランスを取るのに役立つでしょう。



2ハウスに3つ以上の星があればそれはあなたにとって課題となってくるかもしれません。

自我のコントロールと自己価値を高めるために、いろいろな体験が人生に用意されているかもしれません。

しかしそれもまた生まれてくるときに自分で設定したことですかで、越えられないハードルではないと言えるでしょう。


とても意義深い情報を与えてくれるのが「2ハウス」です。


みなさまの2ハウスのエネルギーが、益々輝きますように☆

 

 

2021年06月13日