4ハウス

4ハウスは家族・家庭・基礎となるもの・不動産などの意味を教えてくれます。
私たちにとってなくてはならない要素であり、また子供から大人へと成長していく中でも影響力の大きいハウスということが言えるでしょう。西洋占星術では、1ハウス・4ハウス・7ハウス・10ハウスの十字に並ぶ4つのハウスを特に重視しています。
1ハウスが“自己の本質”・4ハウスが“家族、家庭”・7ハウスが“コミュニケーション”・10ハウスが“仕事、社会的活動”という意味になり、人間にとってとても重要な領域ばかりだからです。

4ハウスの状態を観ることで、どのような家庭環境で育つのかといったことが見えてきます。
家庭の調和や物質的に豊かかどうか、その方にとって家庭とはどのような場であるのか、また不動産という視点でも観ることができます。
4ハウスが表す家庭とは、生まれ育った家庭のことですね。
成長して自分が創っていく家庭というのは、また別のハウスに注目していきます。
しかし、生まれ育った家庭の影響というものは私たちに深く根ざしていますから、大人になって自分が家庭を創る時が来た場合も生まれ育った家庭環境、親や兄弟姉妹との関係性などが影響を及ぼすということが考えられますから、自分が創る家庭においても、4ハウスは様々なヒントを与えてくれるでしょう。
例えば4ハウスに月がある方は、家という場所がその方にとってはとても落ち着く場所と言えるでしょう。
仕事も家でできるような仕事の方がしっくりくるかもしれません。
また金星が4ハウスにある方は家が豊かであったり、調和がとれているでしょう。
4ハウスに複数の点がある場合は、それらの天体の特徴にもよりますが、豊かな時期もあれば、経済的に困る時期もある、あるいは調和の取れている時期もあれば、家族内が不和になってしまうという時期もある、そのような変動の多い経験をするかもしれません。
ですが、どのような星があったとしても、それぞれの星のポジティブな力を発揮するように私たちが臨んでいけば良いと思います。
たとえば火星が4ハウスにある場合、その火星を自分の力、また家族の力として発揮できるように意識していくとよいでしょう。
その家庭が自分を強くしてくれる、行動力を与えてくれるというように火星をとらえてみてはいかがでしょう。
また、例えば4ハウスが牡羊座に位置する方の場合は、その方にとって家庭は自分らしさを出していくための場、ということが言えるでしょう。
家族が独立心旺盛であったり、社交的な性質ということもあるでしょう。
またその方は家族の注意をひきたいという気持ちが強いかもしれませんね。
4ハウスはたくさんのメッセージを与えてくれますが、この4ハウスを充実させることで、しっかりと地に足の着いた生活を営むことできるでしょう。
みなさまの4ハウスが、益々輝きますように☆