冥王星のサポート

冥王星は1916年、パーシヴァル・ローウェルによってその存在が予想され、1930年にクライド・トンボーによって発見されました。
直径は月より小さい星です。
冥王星は太陽の周りを約250年かけて回りますが、前回、近日点(太陽に一番近づいた時)通過は1984年12月頃でした。
次回に近日点通過するのは、2233年頃と予測されています。
とにかく遠い星ですね!
《冥王星の命名エピソード》
名付け親がまた面白いのですが、1930年当時、11歳だったヴェネチア・バーニー(イギリス)が新発見の星の名前としてPluto(プルートー、ローマ神話において自らの姿を消すことができる、冥界を司る神)を提案し、それが祖父を通じてアメリカに伝えられ、発見者であるトンボーは、冥王星の存在を予言したパーシヴァル・ローウェルのイニシャル(P.L)で始まるこの名前をとても気に入ったため、1930年5月1日、この新しい天体の名称としてPlutoという名称が正式に採用されました。
《神話とのつながり》
Plutoはギリシャ神話ではハーデースとなります。
ハーデースは冥府の王と呼ばれ、ゼウス、ポセイドンと兄弟です。
地球から遠く離れ、暗い謎めいた星とされていたため、冥府の王と重なったのでしょう。
《占星術的な意味》
冥王星は私たちに根本的に変容させるエネルギー、細胞レベルから変わるエネルギーを与えてくれます。
本来冥王星は、再生・変容・革新・啓蒙・叡智の星です。
しかしながら、ネガティブな側面が現れると、破壊的な勢力・紛争・戦い・争いという形になって現れます。
冥王星の影響が強い方は、この地上の生活において厳しい体験を通して、魂の成長のレッスンを積まれているかもしれません。
社会的、世界的に影響を与える人物も少なくないでしょう。
自分らしい生き方をとことん追求させる星だと思います。
その生まれもった才能を活かし、使命と思われる道を歩まないと、軌道修正を図らせられるということもあるでしょう。
宇宙とつながり、肉体を持ったままスピリットとしてこの地球で生きるという私たちの目的を果たすためには、エゴを手なずけて、ありのままの自分で生きていくことが大切になると思います。
それを強力にサポートしてくれるのが冥王星ですが、それだけ大変でもあります。
土星より遠い星である天王星、海王星、冥王星のエネルギーをいよいよ活用できる時代になってきたと思います。
みなさまの冥王星が益々輝きますように☆